鎌倉山二丁目の開発地は風致地区です。このため、開発行為許可申請(都市計画法)と同時に風致地区内行為許可申請(神奈川県風致地区条例)が提出され、県の委託を受けた鎌倉市によって許可されています。

申請内容は、木竹の伐採、土地の形質変更、及び建築物の新築であり、鎌倉市による許可時の条件として、工事の期間は平成26年7月末までと定められました。しかし、この期限が迫ってきましたが、建物を建築する気配がありません。

造成したままの土地が放置されているため、以下のような問題が発生しています。

  • 草木のない地から土埃が舞い上がって近隣の住民が迷惑している
  • 緑色の防護の網が張り巡らしてあるが、強風による破れが目立つ。子供が中に入って遊んでいるとの情報もあるが、内部には高さ5mの擁壁や調整池もあることから安全上の不安がある。
  • 植栽が少なく、また周りを取り巻く防護網があるので、景観を損ねている。

風致地区のため、緑化率は20%とすることが求められていますが、計画では建築工事完了時に植栽することになっています。建物が建てられなければ、このまま放置されることになります。

このため、本件の許可をした鎌倉市役所都市調整部都市調整課(担当課長)に対して、工事の期間を守るよう業者を指導して欲しい旨のお願い(申し入れ)を行いました。

また、この許可証に記載されている遵守事項に「本件許可に係る行為の期間中、行為地の見えやすい場所に風致地区内行為許可票を掲示しておくこと」と記載してあるにもかかわらず、許可票の掲示がありませんので、この点も合わせて対応をお願いしました。

市側の回答は、「事業者より事情をヒアリングする。また、計画どおり実行して欲しいと思っている」とのことでしたので、経過を見ていきたいと思います。なお、社会通念から乖離した理由による計画の変更は認めないことも併せてお願いしました。